新入社員教育でまず教えるべきこと―「挨拶・返事・後始末」の三つです―
「新入社員教育で最初に何を教えるべきか」というご質問をいただくことがあります。
新入社員にさまざまな知識やスキルを伝えることも大切ですが、まず最初の時期に徹底していただきたいのは、挨拶・返事・後始末という三つの基本です。
こんな小学生に教えるようなことわざわざ言われたくないと感じるかもしれません。
私がPTA会長を務めた小学校の校長先生は、この三つを児童に繰り返し指導していました。
中学校に進学した卒業生は、明らかに他の小学校から来た生徒よりも元気に挨拶をしており、それだけで明るく好感度が上がります。
新入社員は仕事ができなくて当たり前です。
しかし、明るく好感度がある社員は、お客様の前に出しても安心できます。
これは、社会人として生きていくうえでも極めて重要なことです。
改めて職場を見渡してみると、覇気のある挨拶を実践できている社員が何人いるかと考えさせられます。
100%できている人は、実はそれほど多くないのではないでしょうか。
明るく活気ある職場環境は、離職率の低下に直結します。
挨拶・返事・後始末という基本的な行動が職場全体に根づくことで、社内のコミュニケーションが円滑になり、職場の雰囲気も大きく変わります。
新入社員教育の機会を活用して、これらの基本を丁寧に伝えるとともに、既存の社員に対しても改めて見直す機会として活用していただくことをお勧めします。
基本に立ち返る教育は、新入社員と既存社員の双方にとって意義のある取り組みです。ぜひ取り入れていただければと思います。
文責 特定社会保険労務士 山本法史

