KNOWLEDGE OF PERSONNEL AND LABOR

人事・労務の知識

採用しても忙しさが変わらない理由と、その解決策

採用したのに、なぜか忙しさが変わらない——そんな経験をお持ちの経営者の方は少なくないと思います。その原因と解決策をお伝えします。

1.忙しい人が「教える」のはほぼ不可能
忙しい方が新しく採用した人材に業務を教えようとすると、大きな壁にぶつかります。
それは、教えること自体に多大な労力がかかるという現実です。
本当に忙しい人が、さらに教育という負荷を背負うのは、現実的にほぼ不可能です。
にもかかわらず「採用したのだから、自分が教えなければ」と考えてしまうと、忙しさは一向に解消されません。

2.解決策は「丸投げできる環境づくり」
重要なのは、忙しい人が直接教えることを前提にしないことです。
代わりに、以下のような仕組みを整えることが有効です。
∙ マニュアルの整備:業務手順を文書化し、新しい人材が自己学習できる環境を作る
∙ 周囲のメンバーによるサポート体制:教育担当を別の人に委ねる
∙ その他のツールや仕組みの活用:動画マニュアルや業務管理ツールなど
こうした仕組みを先に整えることで、忙しい人が業務を完全に任せられる(丸投げできる)状態を作ることができます。

3.まとめ
採用の効果を最大限に引き出すためには、「採用してから教える」ではなく、「任せられる環境を整えてから採用する」という順序が大切です。
丸投げできる環境こそが、経営者の忙しさを本質的に解消する鍵となります。​​​​​​​​​​​​​​​​

文責 特定社会保険労務士 山本法史

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