KNOWLEDGE OF PERSONNEL AND LABOR

人事・労務の知識

なぜプライベートでも情報漏洩を防がなければならないのか

社会保険労務士事務所や弁護士事務所、病院、保育園など、個人情報を取り扱う職場で働く専門家が、プライベートの場で業務上知り得た情報を漏らすことは、なぜ許されないのでしょうか。

その理由は、本業への信頼に直結するからです。

たとえば、患者やクライアントとして専門家のもとを訪れる方々は、「自分の情報がプライベートな場で話されているかもしれない」という不安を抱くと、その事務所や機関への信頼を失ってしまいます。
情報が漏れる可能性があると感じた瞬間、人はその専門家やサービスを利用することを躊躇するようになります。
だからこそ、個人情報を取り扱う立場にある人は、専門家であるかどうかにかかわらず、プライベートの場においても情報管理の義務を徹底することが求められます。
この義務を守ることが本業の信用につながり、逆にこれを守れない人は、本業における信頼をも失うことになります。
個人情報に携わる職業には、一般的な職業以上に高度な職業倫理と守秘義務が課されています。
それは単なるルールへの服従ではなく、クライアントや患者との信頼関係を守るための、職業人としての誠実さの表れといえるでしょう。

文責 特定社会保険労務士 山本法史

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