KNOWLEDGE OF PERSONNEL AND LABOR

人事・労務の知識

健康経営が目指すもの―医療費削減から「元気な人生」へ―

「健康経営」という言葉をよく耳にするようになりました。
この取り組みの背景には、行政による医療費削減という大きな目的があります。
企業を退職された方に「健康に過ごしてください」と呼びかけても、年齢的にすでに持病を抱えている方が多く、効果は限定的です。
一方、30代・40代・50代前半の方は、持病をお持ちの方が比較的少ない世代です。

この時期に「健康経営」という旗印のもと、職場全体で健康づくりに取り組むことで、その方々が70代・80代になっても元気に生活できる基盤を整えることができます。
結果として、将来の医療費抑制にもつながっていきます。
もっとも、医療費がかからないということは、それだけ健康で充実した人生を送れているということでもあります。
行政にとってもメリットがあり、企業にとっても、そして働く方ご自身にとっても喜ばしいことです。
健康経営は、関わるすべての人にとって意義のある取り組みといえるでしょう。​​​​​​​​​​​​​​​​

文責 特定社会保険労務士 山本法史

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