退職金制度の見直しと月例賃金への再配分の提案
近年、退職金をそれほど重視していないというデータがあります。
かつては、一つの会社に長く勤め上げ、退職金を受け取った後は働く機会も限られていたため、年金と退職金をもとに老後の生活を設計する方が一般的でした。
しかし現在は、70歳を過ぎても元気に働く方が増えており、また転職を前提としてキャリアを考える方も多くなっています。
そのため、将来に大きな退職金を受け取ることよりも、在職中の賃金水準を重視する傾向が強まっています。
こうした状況を踏まえると、退職金に充てている原資を見直し、月々の給与へ振り分けるという賃金制度の再設計も一つの選択肢です。
現在の給与水準を引き上げることは、従業員の満足度向上につながり、人材確保や人手不足の解消にも寄与する可能性があります。
退職金制度の在り方を改めて検討し、自社にとって最適な賃金制度を構築していくことを、ぜひご検討ください。
文責 特定社会保険労務士 山本法史

