人件費比率を考えた経営
人件費比率って何かといいますと、売上高に対する人件費の割合です。月々の賃金、賞与、退職金や社会保険料といった法定福利費を人件費としてます。
労働集約型産業にとってはこの人件費比率は大事な経営指標になります。
例えば介護施設、病院、理美容、小売、飲食店などは人件費が利益に大きな影響与えてきます。
この人件費比率が適正であるかどうをチェックしていかないと期末の利益予想額が計画通りにでるのかなっているのかチェックできません。
人件費は最低賃金額上昇により高くなってますから、人件費比率は相対的に高くなる傾向にあります。
人件費比率を適正にするには、人件費を減らすか売上を上げるしかできません。
DXをはじめとした取り組みにより合理化をして人を減らすのか、人件費の上昇分をお客様に価格転換して売上を上げるかという二択になります。
しっかり税理士さんと相談をして人件費比率どのくらいを維持していこうか。
そのためにはどういった合理化をして、どういった方法でお客様に価格転換していくのかという議論をしていかないといけません。
企業活動を継続させる為には、継続的に利益を出していかなければなりません。
その為に良い人材を採用していく。売上げを上げていく。この取り組みの中で人件費比率は大切な指標になります。
ですからこういったことを取り組んでいくために人件費比率に注目していただきたいと思います。
文責 特定社会保険労務士 山本法史

