社員のモチベーションを上げる給与の払い方
働き方改革が進み、多くの会社で適正なシフトが組まれるようになっています。
しかし、それでも「この日はどうしても無理をお願いして出勤してもらいたい」「早番・遅番のこの時間帯だけは、どうしても出てほしい」というケースは、どうしても発生するものです。
こうした場合、「特別な手当を支払うので出勤してほしい」とお願いすれば、快く応じてくれる方も多くいらっしゃいます。
しかし、一般的に、男性社員の中には、お給料の管理を配偶者に任せており、お小遣い制で生活されている方が少なくありません。
そうした方の場合、特殊な勤務をして頑張って出勤したとしても、世帯としてのお給料は増えても、ご自身のお小遣いは増えないというケースが起こり得ます。
これに対する一つの対策として、当日その場で現金にて「今日は出勤してくれてありがとう」とお渡しするという方法があります。
ただし、これを適法な形で行うためには、あらかじめ給与明細上、手当としてその金額をきちんと計上したうえで、控除項目で現金支給分を控除するというかたちを取ることが必要です。
このように現金で支給することで、ご本人が家庭内で交渉することなく、自由に使えるお金が直接増えることになります。
これにより、モチベーションが大きく向上するケースが多く見られます。
家庭内の事情はそれぞれの社員によってさまざまです。
そうした事情も踏まえたうえで、このような現金支給という方法も一つの選択肢として活用してみると、社員のモチベーション向上につながるかもしれません。
文責 特定社会保険労務士 山本法史

