健康保険証がなくても医療保険は使える?その仕組みを解説
1.健康保険証の役割とは
健康保険証は、医療機関が「この患者の医療費をどこに請求すればよいか」を明確にするための書類です。
患者側からすれば、「私はこの医療保険に加入しています」と証明するためのものといえます。
医療機関は健康保険証があることで、医療費の請求先が明確になります。
そのため、保険を適用した治療を安心して行うことができます。
一方、健康保険証がない場合、請求先が不明なため、「まず保険証を持参してください」という対応になり、それまでの間は全額自費での支払いを求められることがあります。
2.マイナンバーカードへの移行で保険が使えなくなる?
健康保険証がマイナンバーカードに統合されることで、「医療保険が使えなくなるのではないか」と不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし、そのような心配はありません。
保険料を払っていなくても受診はできる。
仮に健康保険証を持っておらず、国民健康保険の保険料を納めていない状態であっても、医療保険そのものを受けられなくなるわけではありません。
保険料の未納はあくまで「保険料を払っていない」という事実に過ぎず、医療を受ける権利が直ちに失われるわけではないのです。
3.まとめ
医療保険の仕組み上、皆さんが医療を受けられることは変わりません。
ただし、健康保険証がない状態で受診すると、手続きが煩雑になることも事実です。
いざというときに困らないよう、日頃からしっかりと手続きを整えておくことをおすすめします。
文責 特定社会保険労務士 山本法史

